全館空調のデメリット5選!口コミ・評判から注意点まで

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「家を建てるなら全館空調にしたい!」
「電気代などのデメリットはない?」
「実際に全館空調で建てた人の口コミが知りたい」

最近流行りの全館空調。全館空調は家中どこでも一定の気温に維持できる仕組みです。

脱衣所やトイレまでしっかり空調管理できるので、どこにいても快適に過ごせます。

この記事では、全館空調を採用した場合のデメリットと、実際の口コミを合わせてご紹介します。

全館空調の家づくりを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

全館空調のデメリット5選

実際に全館空調にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

大きなデメリットは以下の5つです。

  • 導入費用が高い
  • 電気代が高い
  • 乾燥しやすい
  • メンテナンスが面倒
  • 故障すると冷暖房機能が止まる

それぞれ詳しく紹介していきます。

導入費用が高い

まず全館空調には、導入費用が高いというデメリットがあります。

全館空調の導入費用は、メーカーにもよりますが、おおむね200~300万円ほどになるケースがほとんどです。

平均的な4LDKにエアコン・床暖房を入れる場合の費用がおよそ120万円なので、全館空調の導入費用は通常に比べて高いことが分かります。

また、住み始めてからの維持費やメンテナンス費も安くありません。長期的に見ても、全館空調は高い買い物だと言えるでしょう。

電気代が高い

全館空調は普通のエアコンと比べ、電気代が高くなるというデメリットもあります。

1部屋ずつではなく家全体の温度を維持しているので、広範囲に24時間エアコンをかけている、と思うと分かりやすいでしょう。家のどこにいても快適な分、全館空調を導入すると電気代はかさんでしまいます。

一方で電気代に関しては、高気密高断熱の家にすることで、ある程度節約することが可能です。

電力会社の契約見直しも効果があるので、全館空調を検討する際は確認してみましょう。

乾燥しやすい

全館空調を使用すると、空気が乾燥しやすくなるのもデメリットの一つです。

特に冬場は、設定温度より高い温度の風が送られるため、とても乾燥します。

空気には温度が上がるほど湿度は下がる性質があるので、温度を上げるとどうしても乾燥しやすくなるからです。

中にはこの乾燥しやすさをカバーするために、加湿器機能が付いた全館空調もあります。

喉が弱い、乾燥肌でかゆくなる、など湿度が気になる体質の方には、全館空調は不向きかもしれません。

メンテナンスが面倒

全館空調にはフィルター掃除が面倒、というデメリットもあります。

しかし個別のエアコンでも、本来定期的なフィルター掃除は必要なので、掃除自体の負担はあまり変わらないと言えるでしょう。

ただ掃除のほかにも、全館空調はフィルターの定期交換が必要になります。

フィルターの価格はメーカーによって異なりますが、費用面は気になるところです。

交換頻度もメーカーによって変わるので、こまめな交換が不要なモデルを選ぶと良いでしょう。

故障すると冷暖房機能が止まる

全館空調の導入前によく心配されるのが、故障した際にすべての空調が止まってしまうことです。

全館空調は1台ないし2台のエアコンで、家中の空調をコントロールしています。

逆に言うとそのエアコンが壊れた場合、全ての部屋に影響が出ます。

通常のエアコンの場合は壊れた部屋を使わなければいいのですが、全館空調の場合はそれができません。これは大きなデメリットでしょう。

壊れないように定期的なメンテナンスをしっかり行うことが大切です。

購入した後の保証などもよく確認しておきましょう。

全館空調のデメリットに対する評判3選

ここでは全館空調のデメリットに対する評判をみていきましょう。

紹介する評判は以下の3つです。

  • メンテナンス費が毎月結構掛かるよ〜
  • なぜか言われない全館空調のネガキャン
  • 部屋ごとに温度を変えられない

ひとつずつみていきましょう。

メンテナンス費が毎月結構掛かるよ〜

電気代+全館空調のメンテナンス費が毎月結構掛かるよ〜 ウチはオール電化じゃないので ガス代も冬は「ひええええ」 と言う金額かかるんですよねぇ。全館空調のデメリットは 必要じゃない部屋も全部空調入るので 住んでる人数に関わらず電気代かかるのは痛いですね 部屋ごとに温度変えられないしねぇ

引用元:Twitter(@GiselleECTD)

全館空調にかかる電気代、メンテナンス費が高いという口コミです。

全館空調は全部屋の気温をコントロールしているので、住んでいる人数が変わっても電気代が減らないのもデメリットに挙げられます。

温度が一律になるので、人によって暑い・寒いが違う可能性も。

なぜか言われない全館空調のネガキャン

特に、都合が悪い事を言わないというとは思いませんが、、、空気と共に音や匂いも家の中を全館空調に乗って運ばれるので、プライベートな音やキッチンからの匂いについて注意は必要ですよね。

引用元:Twitter(@iimura_masaki)

全館空調では家中の空気が循環しているので、臭いが広まりやすいというのもデメリットとして挙げられます。

例えばダイニングで焼肉すると、使っていない部屋にまでその臭いが届いてしまうのです。

臭いに敏感な人にとって、全館空調はとても不便だと言えます。

部屋ごとに温度を変えられない

全館空調のデメリットは「部屋ごとに温度を変えられない」こと

引用元:Twitter(@maniaxxx)

先程の口コミでも出ましたが、部屋ごとの温度が変えられないことに困る人は多いようです。

体感温度というのは人によって違います。家族の中に、寒がりな人と暑がりな人が一緒にいる可能性は低くありません。

どちらに室温を合わせるのか、というのは揉め事の原因にもなるでしょう。

全館空調を採用する際の注意点3選

ここでは、全館空調を採用する際の注意点を解説します。

取替コストを含めて比較する

全館空調は初期投資の他、故障した際の交換費用も、壁付エアコンに比べ高くなる傾向があります。

また、交換まで家中の空調が効かなくなるという、大きなデメリットもありました。メンテナンスやフィルター交換、電気代などのランニングコストも無視できません。

そのため全館空調を検討する際には、長期的な視点で見た時のコストを含めて確認することが必要です。

後になって、思ったより高かったなどの後悔がないように、しっかり事前に調査しておきましょう。

断熱性能と気密性能を確認する

そもそも全館空調という仕組みは、気密断熱性が優れた家でなければ意味がありません。

家のどこかに隙間があると、その場所を含めて気温を維持するのに、エネルギーとコストがかかってしまうからです。

全館空調を採用する際には、気密性能を表すC値が低いなど、しっかり気密性が保証された家になるように意識しましょう。

工務店やハウスメーカーに相談する際に、これまでの実績を聞いておくと安心です。追加料金で、建った後の気密測定などをしてくれるメーカーもあります。

ダクティングに注意する

全館空調を設置する際には、天井裏などに空気を通すためのダクトを配置します。

ダクトを通して家中に適温の空気を送るのですが、そのダクトが潰れたり曲がっていたりすると効率が悪くなります。

そのため全館空調の性能自体が優れていても、配管の問題で、性能が十分に発揮されない恐れがあります。

設計時に問題がなくても、現場で施工する際に歪められてしまうケースもあるようです。

建設している途中を含め、ダクトが潰れていたり曲がっていたりする箇所がないか、しっかり確認しながら進めましょう。

まとめ

今回は全館空調のデメリットについてご紹介しました。

もう一度まとめると、全館空調を採用するデメリットは下記の5点でした。

  • 導入費用が高い
  • 電気代が高い
  • 乾燥しやすい
  • メンテナンスが面倒
  • 故障すると冷暖房機能が止まる

またこうしたデメリットを避けるために、注意したいポイントは下記の3点です。

  • 取替コストを含めて比較する
  • 断熱性能と気密性能を確認する
  • ダクティングに注意する

ぜひ後悔のない家づくりに役立ててください。

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